【歯を磨かないとどうなる？】むし歯？歯周病？になるのか？多くの人が知らない歯周病について

ブログタイトルにもありますが、歯を磨かないと…

どうなるのか？答えは

歯周病になります！

歯を磨かなくてもむし歯にならない人もいますが、歯周病にはなります。

この記事では歯周病について簡単に説明します。

歯周病とは世界一蔓延している病気

2001年、歯周病は全世界で最も蔓延（まんえん）している病気として、

ギネス世界記録に認定されました。

「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。

地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。」

これは、ギネスブックに実際に記載されている文章です。

患者Qさん

え？歯周病に冒されていない人間は数えるほど？

私は歯周病じゃないけど？

と思う方もたくさんいらっしゃると思います。この地球上で1番かかっている人が多いのがこの歯周病です。

そもそも歯周病とはどんな病気なのか？

歯周病ってどんな病気？

歯周病とは

歯周病とは大きく分けると

歯肉炎と歯周炎の病態に分けられます。

歯肉が炎症を起こして、赤くはれたり、出血したりする状態(歯肉に限局する炎症)

歯周炎とは

歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨まで炎症が及び歯を支える骨が溶けている状態
（歯の周囲組織まで炎症が広がっている)

この2つを合わせて歯周病と呼びます

ということは歯ぐきから1箇所でも血が出ていたり、歯ぐきが1箇所でも腫れているあなたは歯周病になっています。

ちなみに歯肉炎が悪化すると歯周炎になります。

歯周炎になっているかどうかは重度歯周炎の状態だと自分自身でわかりますが、軽度歯周炎は自分ではわからないと思います…

また、重度歯周炎になってしまったら、健全な状態に戻すことはほぼ不可能です…

軽度歯周炎のうちに（できれば、歯肉炎のうちに）病状に気づき、治療することをお勧めします。

患者Qさん

 

でも軽度歯周炎になっているかは自分ではわからないから

どうしたらいいの？

DH T子

答えは簡単！歯医者さんに行けばいいんです！

歯周炎になっているかどうかは歯医者に行けば、診断してくれます。
中には痛くならないと歯医者に行く理由にならないと思っている方もいるかも知れません。
「定期検診をしてほしい」「歯の掃除をして欲しい」これでも来院理由になりますので、最近歯医者に行っていない方は、1度受診されることをお勧めします！

歯周病と歯槽膿漏は同じ？

歯周病と歯槽膿漏ではなく

歯槽膿漏＝歯周炎

歯槽膿漏とは

歯周病は歯肉炎と歯周炎を併せた総称なので、歯槽膿漏は歯周病の中に含まれますね。

歯周病＝歯周炎と思われている人が多いので、歯周病＝歯周炎(＝歯槽膿漏)

同義語ではないですが、一般的に歯槽膿漏と歯周病は同じ意味で用いられることが多いです。

歯周病の原因

ここでは1番の原因だけお伝えします。

歯垢（プラーク）です。

歯垢（プラーク）とは歯の表面に付着している細菌の塊です。

イラストの歯の横に付いている黄色いものが歯垢（プラーク）です。食べかすではなくて、これは細菌の塊なのです。毎日の歯磨きで落としている汚れはこの歯垢（プラーク）なんです。

歯周病を予防するには

1番の原因が歯垢（プラーク）ということで1番の予防法はこの歯垢（プラーク）を落とすこと、つまり歯を磨くことです。

歯垢（プラーク）は埃みたいなものと思ってください。

毎日掃除しないと勝手に溜まっていきます。

掃除をしばらく怠ると、汚れが増えていき、汚れを取るのが難しくなります。

歯を磨かないと歯垢＝細菌の塊が増殖し、歯周病になります。

細菌が増えないように、毎日歯を磨く必要があるんですね。

簡単に歯周病についてまとめました。

歯周病にならないように、きちんと歯を磨きましょう！